IT業界で急速にニーズが高まっている分野の1つに、AI開発があります。AI(Artificial Intelligence)とは人工知能のことで、人間の脳のように過去のデータから学習し、コンピュータ自身が認識したり推理する機能を持つという点が特徴です。中でもディープラーニングによって高いレベルの認識精度を獲得できる点は大きく注目されており、今後は幅広い業界や分野でさらにニーズが高まることでしょう。そんなAI開発案件では、どのようなプログラミング言語が使われているのでしょうか?
AI開発において多く使用される言語は、いくつかあります。1つ目は、Pythonです。シンプルなソースコードと機械学習と相性が良いライブラリが充実しているという点に加え、世界中で高いシェア率を持つ点が、この言語の特徴です。初心者でも学習しやすいという点が、大きなメリットと言えます。
2つ目は、R言語です。これはデータの分析や統計の解析に特化している言語で、高性能という特徴があります。ただし、統計学のために開発された言語で、修得の難易度はやや高めというデメリットもあります。3つ目は、C/C++です。実行スピードは他の言語と比較して圧倒的に早く、C言語の拡張機能としてC++がラインナップされている点が特徴です。汎用性が高いというメリットがありますが、習得の難易度は高い点がデメリットです。
AI開発に求められる言語を全て一度にマスターすることは難しいかもしれません。エンジニアとしては取り組みやすいPythonから始め、ある程度自信をつけてから他の言語に取り組むというスタンスがおすすめです。